放射能泉

放射能泉は、温泉水1kg中にラドンを30×10-10キュリー(8.25マッヘ単位)以上含む温泉です。 微量の放射性物質(主にラドン)を含んでおり、ラジウム泉とも呼ばれます。 ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質で、日本や環太平洋のエリアに多いとされています。 一般的に、無色透明で無味無臭です。

放射能泉は、痛風、関節リウマチ、強直性脊椎炎に効果があるとされています。 その他、高血圧症、動脈硬化症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性便秘などにも効果が期待されています。 微量の放射線が新陳代謝を促進し、免疫力や自然治癒力を高める効果があると考えられており、「万病の湯」とも呼ばれます。 鳥取県の三朝温泉や山梨県の増富温泉などが放射能泉として知られています。 放射能泉は湧出量が少ないため、希少な温泉と言われています。